亜鉛めっき【小物】
複雑な形状の製品や小さな機械部品、又パイプ内部へのめっきが必要な製品等、手付け作業の機動力を生かした小物亜鉛ライン。
バレル品対応
20kg対応のバレル設備を完備。
小物の機械部品など多品種、小ロットに対応できます。
電気亜鉛めっきとは
金属製品にとって、腐食や錆は大敵です。電気亜鉛めっきとは電解溶液中で品物を陰極として通電し、品物表面にめっき金属を析出させるもので、腐食や錆を防ぐ防錆めっきの中でも比較的安価に良好な密着性を持った皮膜として、効果的なめっき方法と言えます。
電気亜鉛めっきの特徴
- 機械加工された比較的複雑な形状に対しても、ほぼ均一な厚さでめっきする事ができ、量産加工も容易です。
- めっき皮膜は密着性に優れており、塗装のように衝撃などで剥離する事がありません。
- 電気亜鉛めっきは緻密な純亜鉛層の保護皮膜と電気化学的な犠牲防食作用により、めっき面に傷がついて鉄素地が一部、露出しても、防錆効果を発揮し、使用条件によっては長期間に渡り鉄鋼を錆から守ります。
- 電気亜鉛めっきは溶融亜鉛めっきの処理温度【420~480℃】に対してほぼ常温【15~50℃】で処理を行いますので熱による歪、反りなどの製品が変形する心配がありません。
- 一般的に亜鉛めっきはクロメート処理を施したものが利用されます。往来のクロメート皮膜には、有害物質である六価クロムを含む事から、RoHS規制やELV指令の対象とされています。
近年では六価クロムを使用しない三価クロメートが実用化されRoSH規制やELV指令をクリアしています。
正信の特徴
多品種・小ロットの小物製品、補助陽極を必要とする特殊仕様の製品などが得意です。
◎クロメート処理
小物亜鉛ラインで取り扱っているクロメート処理。
六価クロメート
有色、光沢、黒色、赤色クロメート
三価クロメート
有色、光沢クロメート
◎複雑な形状、特殊仕様製品へのめっき
複雑な形状の製品やパイプの内部へめっきが必要な製品など製品の形状に合わせて、自社にて補助陽極治具の制作が可能です。